エメラルドホール

碧南映画の会 ~あん~ あらすじ


碧南映画の会~あん~

(c) 2015映画「あん」製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTYTWENTY VISION/MAM/ZDE-ARTE




碧南映画の会~あん~

たくさんの涙を超えて、生きていく意味を問いかける

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。
そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どら焼きの粒あん作りを任せることに。
徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…
ドリアン助川の同名小説を「殯(もがり)の森」「2つ目の窓」の河瀬直美監督が映画化した人生ドラマ。小さなどら焼き屋の雇われ店長と、粒あん作りの腕を買われて働くことになった老婦人の心の交流と、次第に明らかとなる老婦人が辿った過酷な人生を優しく見つめる。
主演は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の樹木希林と「隠し剣 鬼の爪」の永瀬正敏。また、樹木希林とその実孫・内田伽羅との初共演も話題に。


ドリアン助川 プロフィール

ドリアン助川

[生年月日]1962年3月19日 東京生まれ神戸育ち
作家・朗読者・俳優・ヴォーカリスト
愛知県私立東海高等学校を卒業後、早稲田大学第一文学部東洋哲学科に進学し、同大学を卒業。日本菓子専門学校通信課程卒業。
90年代、「言葉の復権」をテーマに、世の中の森羅万象を激しいロックに乗せて独自のスタイルで叫ぶそのパフォーマンスで世間に大きなインパクトを与えた「叫ぶ詩人の会」として活躍。
1999年に「叫ぶ詩人の会」解散後はニューヨークに滞在、バンドを結成し、ライブハウスやレズビアンバーで歌うアルルカン(道化師)として朗読と歌をミクスチャーしたステージを、ギタリストのMITSUとともに「アルルカン洋菓子店」のユニット名で2011年まで展開。
現在は新たにギタリスト・ピクルス田村を得て、「アルルカン・ヴォイス・シアター」のユニット名で活動中。
深夜ラジオ番組、『ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!』(1995〜2000年)やテレビ番組『金髪先生』でも話題に。現在は『テレフォン人生相談』のパーソナリティを務めている。
『湾岸線に陽は昇る』(1995)『食べる〜七通の手紙』(1995)『オバケの英語』(2004年)『バカボンのパパと読む老子』(2011年)『あん』(2013年)『クロコダイルとイルカ』(絵本2013年)ほか、著作多数。